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女子高生の歌声に5000万円(仙台コンサルタント販促アドバイザー松尾公輝)

カテゴリー: プレゼンテーション

 

 

 

実は、サラリーマンを辞めてから12年、

企画コンペというものをしたことがありません。

 

僕が提唱する「相思相愛を探し出逢う商売道」には、

売り込みや競合という概念はないので当たり前です♪

 

 

 

でも、サラリーマンだった頃は、

さすがにコンペはありましたが、

最後の2年間は、すべてのコンペで負け知らず。

 

自慢ではないのですが、

「負けない相撲」は昔から得意なようです。

 

今日は、周囲の人すべてを

味方、仲間、同志にする

コンセプトメイクについてお伝えします。

 

 

とある県、とある市に、

日本一と言っても過言ではない

「菊人形祭り」があるのですが、

 

そのテレビCMを核とした宣伝プロモーション一式の

プレゼンテーションのエピソードです。

 

 

そのプレゼンは、

日本で一番と日本で二番という、

誰もが知る広告会社も参加する合計「7社」

企画コンペでしたが、

 

受注できれば4~5千万円の仕事になりますから、

地方の中小広告代理店としては、大きいのです。

 

 

僕はサラリーマン時代、

これに7年連続で参加して4回勝利しました。

 

その中でも、特に想い出深かった

「女子高生」をテーマにしたプレゼンテーション

について振り返ってみたいと想います。

 

 

僕が目指すものは、

夢のあるコンセプトメーカーです。

 

優れたコンセプトは、

距離も時間も価格も凌駕します。

 

・時代に求められるコンセプト。

・夢を想い出させてくれるコンセプト。

・どうしても行きたくなるコンセプト。

・無視するには魅力的なコンセプト。

 

そのコンセプトが

「共感」を呼ぶ時、無敵となります。

 

無敵とは、

強すぎて敵がいないという意味では無く、

周囲に味方しかいない状態を作ることを言います。

 

 

周囲の人すべてを味方、仲間、同志にするコンセプトとは?

 

 

そのとき僕がひねり出したテーマは、

「女子高生」でした(^^)。

 

この菊人形というのは、職人の世界です。

職人さんたちは、菊の花を、愛しむように育てます。

 

それは、かわいい孫娘と同義です。

 

また、職人たちの腕の見せ所のひとつに

「千輪咲き」というものがありました。

 

たった1本の株から、

菊の花を数百本から千本以上、

ドーム型に咲かせるという高度な技術です。

 

ですから職人さんたちにとって

何よりも可愛い孫娘一人ひとりを花に見立て、

千輪咲きのイメージとダブらせるものを創案すればいい。

 

 

僕は、それは「コーラス隊である」と考えました。

 

 

3段4段に重なり合って

キレイな歌声を披露する女子高生は、

さながら美しい千輪咲きのようなものです。

 

 

花も人も、愛しみ育てるものであり、

職人の愛も、親の愛も、孫に対する愛も、

咲き時と、晴れ舞台はイメージがダブります。

 

 

もう、完成したCMが脳裏に浮かびます☆

 

 

実はこのプレゼンは、

市長さん助役さん、市の職員の要職の方々をはじめ、

地元商店街、地元温泉街のオーナーの方々、

さらには、菊の職人さん方、

 

総勢30名近い審査員の「多数決」で決まるのです。

 

だから、そのプレゼンテーションの場に

最も咲かせるべき花の名前は「共感」と言います。

 

 

その場を「共感の花畑」にできれば、

審査会での得票数は上がるのです。

 

そしてさらに僕は常に、以下のことを留意していました。

 

 

  • プレゼンには最大人数で臨む。

 

5人から7人の体制で、話す順番や役割を決めて

見応えのあるプレゼンをすることで、「本気度」を伝えます。

 

  • 映像を使用。

 

映像は言葉以上に雄弁です。

このときは、女子高生のコーラス隊の映像を軽く編集して、

長めのCMをダミー制作して臨みました。

 

  • 期待効果を明確にする。

 

お祭りは、地元の盛り上がりが何より大切です。

この場合、地元の女子中学生や女子高生を起用するというのがミソです。

 

彼女たちには親御さんがいます。

ご近所さんがいます。

もちろん友達もいます。

 

自分の娘が出ているCMを観たからには、

例年にも増して、菊人形に関心が集まるわけです。

 

さらには県のパブリシティーネタとして最高です。

旅行会社も動きも活発化できるでしょう。

全国放送で取り上げられるかもしれません。

 

そんな「達成イメージ」もセットで説明しました。

 

 

そして狙いは見事にあたり、

圧倒的多数の得票を得て受注となりました。

 

「共感」をベースにした

発想と演出をしたのですから、当然と言えば当然です。

 

 

プレゼンのコツは、いかに相手の立場に立って、

共感溢れるコンセプトを提示するかです。

 

さらには達成イメージの限りない具体化。

 

 

依頼者は「売り込みじゃなく、志ある提案」を求めています。

依頼者は「解説じゃなく、課題の解決」を求めています。

 

 

夢を共有できれば、

周囲の人すべてが味方、仲間、同志となって、

実現に向けて動き出します。

 

そしてそれ以前に、必死懸命に考えた

「夢のあるコンセプト」があれば、

まずは社内スタッフに情熱が乗り移ります。

 

情熱のあるチームが、

一丸となってまとめ上げた企画だけが、

依頼者の感動と共感を呼ぶのです。

 

 

だから、あなたの仕事は、

周囲を共感させる「コンセプトメイク」です。

 

 

本ケースの場合は、

 

・対象の歴史、

・審査員の傾向、

・キーマンの好み、

・メインテーマの吟味、

・見積内容の最適化、

・プランナーやデザイナーの選定と、

・モチベーションアップ策の実行、

・進行管理と、ブラッシュアップの継続。

 

出たとこ勝負の運任せはありません。

 

それに、

「勝って当たり前」という感覚をあえて持ち続け、

 

「この案を採用しなかったら、採用しなかった方が悪い」

 

くらいのセルフイメージで臨みます。

この感覚は、プレゼンチーム全員にも共有します。

 

そのときに一番大切なものが

「共感を呼ぶコンセプト」なのです。

 

 

 

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両想いコンセプトビジネス倶楽部主宰

株式会社 乾杯・KANPAI代表取締役

パワービジネス・リセット大学学長

松尾公輝

 

 

両想いコンセプトビジネス倶楽部=RCBC

 

 

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